Essay

2017年5月 2日 (火)

May 2017

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いまさらな話かもしれませんが、インターネットのおかげで便利な世の中になって、僕自身もその恩恵を多いに享受しています。
一見、誰もが誰にとっても平等で正確な情報を瞬時に得ることができるように見える。
でもそれは音楽にとって、ちょっと不幸な状況ではないかなと感じることがよくあります。
そこにはもはや勘違いや思い込みの入り込む、いわば想像の余地がほとんどない。
膨大な情報は、豊かさよりもむしろ画一性を生んでいるような気がするのです。
僕にとっての音楽は、知識ではなく、想像力を刺激してくれるとてもパーソナルな対象です。
できるだけたくさんの幸福な勘違いをしていたいんです。

May 2017

5/1(MON) 大阪 Cafe Make  06-6562-3294
嘉本信一郎 with Friends
嘉本信一郎 (drums)
武井努 (saxophone)
清野拓巳 (guitar)
萬恭隆 (contrabass)

5/2(TUE) 大阪中崎町 創徳庵 080-1476-1934
Manuel Adnot (guitar) from France
磯端伸一 (guitar)
清野拓巳 (guitar)

5/3(WED) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
田村夏樹 (trumpet)
宮崎真司   (guitar)
清野拓巳   (guitar)
藤井郷子   (piano)
 
5/6(SAT) 京都 YOKAI SOHO 075-748-0626
Manuel Adnot (guitar) from France
清野拓巳 (guitar)

5/7(SUN) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
Manuel Adnot (guitar) from France
磯端伸一 (guitar)
清野拓巳 (guitar)

5/11(THU) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
林栄一 (alto saxophone)
清野拓巳 (guitar)

5/13(SAT) 大阪 chef-d'oeuvre 06-6533-0770
Manuel Adnot (guitar) from France
磯端伸一 (guitar)
清野拓巳 (guitar)
guest: 荻野やすよし (guitar)

5/19(FRI) 大阪 Mr.Kelly's 06-6342-5821
Soulbleed
featuring Ko Shimizu & Rikiya Higashihara from NANIWA EXP
行本清喜 (trumpet, quena)
清水興 (electric bass)
東原力哉 (drums)
祖田修 (synth, key)
古谷光広 (saxophones)
清野拓巳 (guitar)

5/26(FRI) 大阪 CrossRoad  06-6736-8870
清野拓巳 (guitar)
斎藤敬司郎 (contrabass)

5/28(SUN) 大阪中崎町 CommonCafe 06-6371-1800
清野拓巳 (guitar)
萬恭隆 (contrabass)

5/30(TUE) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
Another Freedom Jazz Spirits
荒崎英一郎 (tenor sax)
清野拓巳 (guitar)
佐藤由行 (piano)
中嶋明彦 (contrabass)
岡野正典 (drums)

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2016年9月 8日 (木)

Here is your place 2016

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ピアニスト 村上ユミ子さんが突然に旅立ってしまってから16年が経ちます。

アメリカから帰ってきて、自分の活動を模索していた僕にとって、ユミ子さんとの出会いはとても大きな意味を持つ出来事でした。

彼女の音楽や人柄から溢れ出るエネルギーは、その出会いのタイミングも相まって、僕に本当にたくさんのポジティブな影響を与えてくれました。

自分のオリジナル曲を演奏するグループにも参加していただき、「DROPS」という大切なアルバムを残しました。
ユミ子さんを失ったというあまりにも大きな喪失感は長い間、もしかしたら今でも完全には埋めることは出来ていないのかも知れません。

それでも今、確信を持って言えることは、この年月の間、ユミ子さんはいろいろな場面や瞬間に、さまざまな形で僕の音楽を支え続けてくれているということ。

そんなふうに感じているひとは、僕の他にもたくさんいるのではないでしょうか。

それほどに大きなひとでした。

村上ユミ子さんのメモリアルライブに声をかけていただきました。
ユミ子さんのオリジナル曲を中心に演奏します。

実はユミ子さんのオリジナル曲を演奏する機会は、僕はそれほど多くはなかったんです。

送られてきた直筆の譜面を目にし、そのオリジナリティ溢れる音楽に触れると、ユミ子さんだけが持つあの特別な笑顔に再び出会ったような気持ちになります。

純粋で強いエネルギーに貫かれながらも、ノスタルジーとアイロニーが共存するような多層的な深みを持つ音楽は、まるで村上ユミ子さんの存在そのものです。

こんな機会を作ってくださった方々に心から感謝しています。

たくさんの方々とこの音楽を共有できればと願っています。

村上ユミ子 メモリアルライブ

岡本 博文(ギター) 清野 拓巳(ギター) 飯田 一樹(ピアノ)

2016年 9月10日(土) 創徳庵
19:00 OPEN 19:30 START

前売 ¥2,000- 当日¥2,300-
+ 1ドリンク(¥500~) [大阪市北区中崎西4-2-30 ]
地下鉄谷町線中崎町駅2番出口より徒歩5分 ご予約・お問い合わせ
TEL 080-1476-1934
e-mail soutokuann@yahoo.co.jp
http://ameblo.jp/soutokuann/

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2016年9月 1日 (木)

September 2016

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先月は唯一無二な音楽家との早すぎる別れがいくつか重なってしまいました。
こういうことがあるといつも、自分の生きている意味とか、そもそもミュージシャンっていったいなんなんだろうと考えてしまいます。
それはきっと決して答えの見つからない問いなのだろうと思います。
ともあれ、この世に生を受け今こうして在ることの奇跡を信じて、目の前の音楽に向き合っていくことしかできないのでしょう。
音楽と出会えたことで、人生がはるかに豊かになったことだけは確かですから。
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」

September 2016

9/1(THU) 大阪中崎町 CommonCafe 06-6371-1800
清野拓巳 (guitar)
萬恭隆 (contrabass)
清水勇博 (drums)

9/3(SAT) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
NEXT ORDER
武藤祐志 (guitar)
清野拓巳 (guitar)
石垣篤友 (electric bass)
松田"GORI"広士 (drums)

9/4(SUN) 吹田 TAKE FIVE 06-6319-0625
TAKE FIVE 移転記念  LIVE
畑ひろし (guitar)
清野拓巳 (guitar)
福呂和也 (contrabass)
小柳エリコ (vocal)
かづき (vocal)
杉山千絵 (vocal)

9/10(SAT) 大阪中崎町 創徳庵 080-1476-1934
「村上 ユミ子 メモリアルライブ~PLAYS YUMIKO MURAKAMI SING!」
岡本博文 (guitar)
清野拓巳 (guitar)
飯田一樹 (piano)

9/14(WED) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
ここだけの話
東ともみ (contrabass)
清野拓巳 (guitar)

9/15(THU) 大阪 CrossRoad  06-6736-8870
清野拓巳 (guitar)
斎藤敬司郎 (contrabass)

9/16 (FRI) 姫路 LAYLA 0792-24-9469
井崎能和 (drums)
清野拓巳 (guitar)

9/18(SUN) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
Untied Strings
清野拓巳
(acoustic & electric guitars) SOLO

9/19(MON) 鳥取 NO SIDE
ロングトオン2周年記念
Soulbleed featuring クレイグ・ホリディ・ヘインズ from New York
行本清喜(トランペット、ケーナ)
清野拓巳(ギター)
喜多健博(ベース)
ゲスト:クレイグ・ホリディ・ヘインズ(ds) from New York(友情出演)
ゲスト:ボーカル 松井美和子(Miwarin)

9/20 (TUE) 姫路 LAYLA 0792-24-9469
Soulbleed featuring Kazuo Hirono
Guest : Craig Holiday Haynes
行本清喜 (tp,quena)
清野拓巳 (g)
喜多健博(b)
ひろのかずお(ds)
ゲスト:クレイグ・ホリディ・ヘインズ(ds) from New York(友情出演)

9/23(FRI) 福井 LIVE & BAR 13 0776-21-3313
Soulbleed featuring Hiroki Mimura
Guest : Craig Holiday Haynes
行本清喜 (tp,quena)
福代亮樹 (sax)
清野拓巳 (g)
武田悟 (b)
三村浩己 (g)
ゲスト:クレイグ・ホリディ・ヘインズ(ds) from New York(友情出演)

9/24(SAT) 富山 音楽酒家 村門 076-421-7751
Soulbleed featuring Hideji Taninaka & CHI RORI (Human Beat Boxer)
Guest : Craig Holiday Haynes
行本清喜 (tp,quena)
清野拓巳 (g)
ちrori (human beat box)
谷中秀治 (b)
ゲスト:クレイグ・ホリディ・ヘインズ(ds) from New York(友情出演)
 
9/25(SUN) 高槻 RUSH 072-681-7473
Soulbleed featuring Craig Holiday Haynes from New York
行本清喜 (tp,quena)
古谷光広 (sax)
清野拓巳 (g)
あかぎしほ (pf)
三原脩 (b)
ゲスト:クレイグ・ホリディ・ヘインズ(ds) from New York(友情出演)

9/26(MON) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
PORTA CHIUSA Japan Tour 2016
Hans Koch (clarinet)
Michael Thieke (clarinet)
Paed Conca (clarinet)
vs

清野拓巳 (guitar)
浜村昌子 (piano)

9/27(TUE) 大阪中崎町 創徳庵 080-1476-1934
PORTA CHIUSA Japan Tour 2016
Hans Koch (clarinet)
Michael Thieke (clarinet)
Paed Conca (clarinet)
vs
清野拓巳 (guitar)
浜村昌子 (piano)

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2016年8月 1日 (月)

August 2016

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気がつけば、もうすっかり夏になっていました。
最近、ちょっとしたきっかけから音の聴こえ方が変化した気がしています。
音が視覚的なイメージに変換される、もしくはその逆のプロセスにおいて、無意識に使用される乱数表が入れ替わったような感覚があります。
同じことを言っているんだけど文脈が違っている感じ。
それほど悪くない、なかなか面白い変化だと思っています。今のところ。
まだまだ身体的な反応が伴わず、ぎこちなさがあるのですが、しばらくはこの感じを追いかけてみようと思っています。

August 2016

8/2(TUE) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
Quartet
島田篤 (piano)
清野拓巳 (guitar)
萬恭隆 (acoustic bass)
水上"ダンヒル"洋 (drums)

8/6 (SAT) 伊丹 Winner 072-782-6743
MIMICRY
さがゆき (vocal, guitar)
清野拓巳 (guitar)

8/19(FRI) 大阪 CrossRoad  06-6736-8870
矢野義直 (guitar)
清野拓巳 (guitar)

8/20(SAT) 大阪中崎町 CommonCafe 06-6371-1800
Jonas Labhart (saxophone) from Switzerland
清野拓巳 (guitar)
萬恭隆 (acoustic bass)

8/25(THU) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
S.S.W.
瀬戸信行 (clarinet)
清野拓巳 (guitar)
ワタンベ (drums)

8/28(SUN) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
クミラボ07
ナガオクミ (vocal)
清野拓巳 (guitar)

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2016年5月17日 (火)

Strawberry Express was departure

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先日「いちごエクスプレス」はたくさんの方々に見守られながら無事に発車しました。
発車準備に関わってくれた、すべてのスタッフのみなさん、素晴らしい共演者の方々に心から感謝しています。
信頼すべき素晴らしいミュージシャンたちは、僕の音楽に想像を遥かに超えた彩りと命を運んでくれました。
準備を通してMIKIKOさんと森のこびとたちと過ごした多くの時間は、これからの僕にとってのとても大きな財産となることでしょう。
カフェシーンの魅力的なお客さんたち、アルカンさん率いるジャグラーたちの躍動、幼稚園児たちの笑顔、宇宙へと飛び立った大きないちごのバルーン、舞台進行チーム、過酷な状況のなか最高の音環境を提供してくれた音響スタッフ。
すべてを挙げることは不可能ですが、そのどれが欠けてもこの列車は発車することはできなかったと思います。
大好きな新宮晋さんの美意識が隅々まで行き渡る舞台装置や大道具小道具、そして風のミュージアムの作品たちに囲まれて演奏した時間は、いまだに過ぎ去ってしまった実感を持てないくらいに幸せな2時間でした。
自分たちのことには正直なところまだ客観性や現実感をつかめないでいますが、ひとつだけ確信を持って強く感じたことがあります。
それは当日集まってくれた観客のみなさんの声援や熱い視線、会場に溢れるエネルギーからものすごく大きな力をいただいたことです。
ステージ上で、観客席からのエネルギーが音や動きに変換されて行くのが実際に目に見えるように感じた瞬間がたくさんありました。
とても特別な経験でした。
本当にありがとうございました!

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2016年4月29日 (金)

Strawberry Meeting

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41年前、小学校へ入学してすぐの頃、一冊の美しい絵本に出会いました。
それが新宮晋さんの「いちご」です。
絵を描くことが大好きだった僕にとって、ページをめくるたびに目の前に広がるあまりにも鮮やかな色彩は、生まれて初めてみるような風景として、とても強い衝撃を与えてくれました。
それ以来、「いちご」は長い間僕のお気に入りの一冊でした。
何度も繰り返し眺めては、各ページに勝手に自分なりの物語を想像したりしたことを覚えています。
少し大きくなって宇宙に興味を持つようになってからは、「たった一粒のいちごのなかに、全宇宙が内包されている」というような、僕にとってミクロコスモスの象徴としての存在となりました。
とにかく、表現をするということ、純粋でダイレクトなイメージの持つ力の大きさ、想像の余地があることの大切さなど、たくさんのことを「いちご」から学びました。
中学生になってギターと出会い、音楽に熱中するようになってからも「いちご」は僕の中のある一部分をしっかりと占めていて、音楽仲間にそのことを話したりしていました。
高校生の頃、住んでいた町に新しく市民ホールができました。
「吹田文化会館メイシアター」です。
地元の楽器店が主催するコンサートに出演するためにメイシアターを訪れたとき、ロビーを飾るオブジェ群に心が釘付けになりました。
誰が作ったんだろうと思ってパネルをみるとそこには「空のイメージ:新宮晋」と書いてありました。
造形作家としての新宮晋さんとの最初の出会いでした。
その後、音楽大学への留学のためにアメリカへ渡り、ボストンという街に何年間か住むことになります。
ある日散歩をしていて、港にあるニューイングランド水族館の前に建つ赤と白色の巨大な彫刻にすっと吸い寄せられるように近づきました。
これもまた新宮晋さんの作品(Echo of the Waves)でした。
なんだか人生の大切な各ステージで、新宮晋さんの作品と出会うような気がします。
ひとつ言えることは、それぞれの出会いは全くの偶然だったということ。
インターネットなどはまだ一般的でなかった当時、前情報は何も無くて、それでも作品の持つ引力に抗うことができずに出会ったという感じです。
そして偶然(必然)だったからこそ、これほどの衝撃を受け、個人として運命的なものを感じたのだろうと思います。
帰国時には、新しくできた関西国際空港で新宮晋さんの作品がまたもや出迎えてくれました。
こうしてすっかり新宮ファンとなった僕は、他の絵本作品も読み始め、それらの作品からもらったインスピレーションをもとに、個人的に作曲をしたりするようになりました。
「Drops(いちご)」「Long Nap(くも)」「I can see the Pond(小さな池)」など。
この辺りのエピソードは、古くから僕を応援してくださっている方々はよくご存知だと思います。
ですが、新宮晋さんご本人にお会いしたり、自分の音楽を届けるなどという発想は全く浮かぶことはありませんでした。
僕にとっては、音楽を始める以前からの憧れのひとであり、それは何か次元の違う遠い存在だったのです。
そうして20年近い時間が過ぎ、去年の5月、まさに「吹田文化会館メイシアター」の開館30周年のイベントとして、新宮晋さんのドキュメンタリー映画「ブリージング・アース:新宮晋の夢」が上映され、ご本人が舞台挨拶をされるということを「偶然」知りました。
そしてまた、いくつかの信じられないような偶然の重なりからご本人にお会いする機会を得たのです。
その日は朝からそわそわして、好きな人に告白する女の子のように(たぶん)、最大級に緊張していました。
そしてちょうど発売されたばかりだった新宮晋さんをイメージした曲の入ったCDを手渡すだけで精一杯で、何を話したのかはほとんど覚えていません。
でもそれだけで大満足で、大きな幸福感に包まれていました。
数日後、新宮晋さんから電話があり、実際にCDを聴いていただいた上にとても気に入ってくださったことを知り、「明日からフランスへ行ってしまうのですが、その前に会いませんか?」と言われた時は、いったい何が起きているのかすぐには理解できませんでした。
その日のうちに初めて新宮さんのアトリエを訪ね、ご本人がアトリエの傍らにある池を「これが小さな池です」と案内してくださった瞬間の興奮と感激は決して忘れることはないと思います。
新宮晋さんは僕が思い描いていたとおりの素敵なひとでした。
時折見せる、トンボやツバメへの優しい視線。
失礼な言い方でなければと願いますが、少年の純粋な好奇心とユーモア、不可能なことは何も無いと信じる心を持ち続けることのできるひとだと思います。

そんなふうに始まった交流の中、新宮晋さんから「一緒に作品を作りませんか?」というご提案があったのです。
それも僕にとっての原体験とも言える「いちご」をテーマに。
それはいまだに現実感をつかむことが難しいほどに、僕にはあまりにも大きな出来事です。
「いちご」は決して子供向きに書かれた絵本ではないと思います。
それでも、少なくとも僕のような子供には、時に不思議な痛みを伴うほどにダイレクトにその世界観は届きました。
音楽でそんなことが実現できないだろうかと願いながら、絵本の各ページに想いを込めて作曲しました。
いよいよ5月14日、この夢は「いちごエクスプレス」として現実のものとなります。
新宮晋さんのたくさんの想い、愛と夢にあふれる素晴らしい舞台になることと思います。
この舞台への準備を通して、たくさんの方々との出会い、一期一会「Strawberry Meeting」が生まれました。
当日まで、「いちごエクスプレス」は成長を続けます。
最後のピースとして、この舞台を見守っていただければこれほど嬉しいことはありません。

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いちごエクスプレス
2016年5月14日(土)14時−16時(13時開場)
兵庫県立有馬富士公園  休養ゾーン「新宮晋 風のミュージアム」水上ステージ
芝生自由席|一般 3,000円(当日券 3,500円)|小学生 1,500円(当日券 1,800円)
お問合せ:チケットぴあ[Pコード:631883 / 0570-02-9999] 風ミュ実行委員会[079-568-3764]

参加ミュージシャン:
清野拓巳 (guitar)
橋爪亮督 (saxophone)
萬恭隆 (bass)
池田安友子 (percussion)
清水勇博 (drums)
MIKIKO (朗読、vocal)

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2016年2月 2日 (火)

February 2016

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精神的にとても前向きで充実した日々を過ごしています。
演奏者として楽器と向き合う姿勢と、例えば作曲行為って、限りなく近いようでいて、やはりどこかほんの少しベクトルの異なる部分もあるのかもしれません。
リアルタイムの衝動としては全く同じなのですが。
不器用なせいか、フィジカルな練習とクリエイティビティのバランスを保つことにいつも苦心します。
真に創造的であるためには身体的な充実感が必要であり、それは諸刃の剣のように危険で扱いの難しい事柄だと思います。
このところインプット過多になりがちな自分の中のイメージが、うまく消化されてアウトプットへと向うことを信じて、今月もがんばります!

February 2016

2/2(TUE) 大阪中崎町 CommonCafe 06-6371-1800
清野拓巳 (guitar)
萬恭隆 (acoustic bass)
清水勇博 (drums)
 
2/6(SAT) 和歌山 Jalan Jalan  0736-61-6681
青柳竹泰 (contrabass)
清野拓巳 (guitar)

2/10 (WED) 大阪中崎町 創徳庵 080-1476-1934
馬淵昌弘 (guitar)
清野拓巳 (guitar)
 
2/13(SAT) 京都 Candy 075-531-2148
NEXT ORDER
武藤祐志 (guitar)
清野拓巳 (guitar)
石垣篤友 (electric bass)
松田"GORI"広士 (drums)

2/16(TUE) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
「藤井郷子Ochestra Kobe!! / Alister Spence (piano, composer from Australia) を迎えて」
藤井郷子(p) 田村夏樹,瀬戸一成,James Barrett,有本羅人(tp)
三原智行,今西祐介(tb) 岩田江,水谷康久(as)
荒崎英一郎(ts&尺八) 武井努(ts) 登敬三(bs)
清野拓巳(g) 船戸博史(b) 井崎能和(ds)
Guest Composer / Alister Spence
Raymond MacDonald (alto sax)
Shoeb Ahmad (Boss SP-202 + SP-303, Pedals)
金子泰子 (trombone)

2/17(WED) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
清野拓巳 (guitar)
牧千恵子 (piano)
萬恭隆 (contrabass)
松田"GORI"広士 (drums) 

2/26(FRI) 姫路 LAYLA 0792-24-9469
井崎能和 (drums)
清野拓巳 (guitar)  
 
2/28(SUN) 神戸 BIG APPLE 078-251-7049
Untied Strings
清野拓巳
(acoustic & electric guitars) SOLO

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2015年12月17日 (木)

Behind, or beyond the Last Tree

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 今回のアルバム「Last Tree」が生まれるには、ちょっとした経緯がありました。それは音楽的なコンセプトというよりは、多少個人的、心情的なものではありますが、自分への記憶のためにも書いておこうと思います。
 素晴らしいチェロ奏者で即興音楽家であるユーグ・ヴァンサンと出会ったのはもう随分前になります。ユーグはその音楽性と同様に、オープンで優しい、とても魅力的な人間性の持ち主。僕自身は決して社交的な人間ではないのですが、おそらくだからこそ、ある種の人たちとは時間を飛び越えて深く繋がることができる気がしています。ユーグとは最初の頃から、会えばいつもどこか懐かしさを感じるというか、おかしな言い方をすれば幼なじみのような安心感を感じていました。それはもちろん彼のチャーミングな人柄によるところが大きいのですが、僕は瞬く間に深い部分で彼を信頼してしまったのです。
 数年前に彼が来日した際、僕の車で移動していた時のことです。どういう流れだったのか、ふと東日本大震災の話になりました。実は僕の父親の実家は福島県南相馬市の小高区にあります。それは僕の田舎でもあり、小さい頃から毎年夏休みの多くの時間をこの場所で過ごしました。数え切れない美しい想い出と、人間形成上のたくさんの大切なものをもらった、僕にとっては本当に特別な場所です。地震と津波によって、農家だった清野家は壊滅的なダメージを受けました。そして、原発の避難区域内であったことから、清野家は未だに自分たちの土地へ戻ることができずにいます。震災のあと間も無く訪れ目にした田舎の風景は、生涯決して忘れることのできない記憶です。他の多くの人々と同様に、僕も震災から大きな衝撃を受けました。そして自分に何ができるのかを問いながら、答えの見つからない日々だけが過ぎています。また、僕の中で時間が経過するほどに、震災のことを口にすることが精神的に難しくなっています。誰と話しても、どうしても何か違和感を感じてしまうのです。これは僕の身勝手な感傷だということは十分に理解していますが、僕は震災のことを考えるとき、政治的な意見とか、原発反対だとかいうことを客観的に判断することができません。どうしても、大切な記憶がたくさんつまった場所が決定的に損なわれたことへの悲しみが先に立ちます。誤解を恐れずに言うならば、チャリティ活動よりも、お世話になった田舎のおじさんおばさんたちに恩返しをしたいと願います。それはどうすることもできない感情であり、そのことではずいぶんと悩みました。
 ふとしたきっかけから、そんなことをユーグと車中で話しました。僕の不完全な英語ながら、彼は僕の話をそのままに受け止め、深く理解してくれた気がしました。政治の話になることもなく、同情するのでもなく、感情を理解してくれたのです。僕は大きく救われました。
 その後、デュオ・ライブをレコーディングしないかとユーグが提案してくれました。そして、その際に福島の写真を何枚か持って来てくれないかと言うのです。演奏前に2人で同じ写真を眺めて即興演奏すれば、それはひとつのコンセプトとなり得るのではないかと。
 僕たちはいく枚かの写真を眺めました。ごく自然に僕たちは1枚の写真にフォーカスされていった気がします。それは裏庭にたった1本残った木の写真でした。

 こうして1枚の写真からこのアルバムは生まれました。

 思いのほか多くを語ってしまいましたが、そのこととは切り離して、新鮮な気持ちでこのアルバムを聴いていただきたいとも願っています。僕にとっては特別な意味を持つ一枚となりましたが、ひとつの即興演奏の記録として美しい作品が生まれました。自由に想像の翼を広げ、自分だけの「Last Tree」を見つけていただけたなら、無上の喜びです。

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2015年12月 2日 (水)

Unexpected encounter

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先日、高知にお住まいの方からCDの注文をいただきました。
高知のギャラリーで行われていた器の展示会で "Book Apple" が流れていて、気になって調べてくださったとのこと。
「とても静かな印象なのですが、内側に複雑なものを秘めているような...今までに聴いたことのないような音楽でした」という言葉が添えられていました。
とても感激しました。
こうして何の先入観もなく出会った音楽に何かを感じて意識に残してもらえるなんて、これほど嬉しいことはありません。
どこに行ってもBGMが流れていて、音楽の特別感が限りなく薄くなっていると思える今、もはや奇跡的なことかもしれません。
音楽をやっていて良かったと思える出来事でした。

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2015年8月27日 (木)

Tales from Book Apple #14 Simply "Red"

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中学生の頃、生まれて初めてのバンドを結成しました。

メンバーのお父さんが建築業をやっていて、資材置き場のプレハブをスタジオとして使わせてくれました。

中学生にとっては結構な道のりを、メンバーと楽器を担いで自転車を連ねた放課後。

僕の中では、スティーブン・キングの「スタンド・バイ・ミー」的な風景として記憶に刻まれています。

クーラーなんてもちろんない密室で、それこそ全身汗だくになりながら練習した日々。

それまで一人でギターを弾いていた僕にとって、それは新鮮でただただ楽しい時間でした。

芸術的な意味合いや表現なんてもちろん考えていなかったし、もっと演奏したいという欲求と、メンバーと音を合わせて音楽が生まれる事への純粋な喜びに突き動かされていました。

複雑な色彩やタッチは知らなかったかもしれないけれど、頭の中にある理想に迷いはなかったし、そこへと向かうエネルギーはとても大きかったように思います。

Simply "Red "

昔を懐かしむという意味ではなく、僕はそのエネルギーのありかたを取り戻したい。

簡単なことではないかもしれない。

でも、とても重要なことだと思うのです。

NEXT ORDERの愛奏曲としてご存知の方も多いと思いますが、このアルバムではアコースティックギターとループディレイを使って演奏してみました。

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