« May 2015 | トップページ | June Smiles 2015 »

2015年5月 9日 (土)

Tales from Book Apple #13 "Invisible #1"

Bookapplecoverm


誰にでもそんな感覚はあるものなのかもしれないけれど、僕は音楽を聴いたり演奏したりするとき、色そのものや変化を続ける色彩群、何らかのフォルムや構造物のようなものを感じます。
とにかく視覚的なイメージが強く刺激されるのです。
そのことがずっと不思議で、20代の頃、何かその関係性をつかむことはできないかと考えていた時期があります。
虹は光がプリズム効果によって分解されて生まれる現象です。
光は波形であり、その波長によって色が認識されることは、同様に波形から生まれる音と本質的に同じなのではないかと思うのです。
虹を構成する赤から紫までの7色も、限りなく自然発生的な音階の7音と美しく韻を踏みます。
そして、どちらも手を触れたり所有することのできない、その瞬間にだけ生まれ消えてゆくもの。

そんな想いからアルバム “Light is decomposed into fragments” - Priority (2000年)が生まれました。
虹の7色をテーマに、そして目に見えない赤外線、紫外線を含めた全9曲で構成されています。
寺島直樹、森崇という素晴らしいミュージシャンと出会い、映像的な音楽を目指してループやサンプラーを駆使して活動したことは、その後の僕の大きな礎のひとつとなりました。
このアルバムはその後フランスのレーベルから再発されています。
“Invisible #1” は、冒頭を飾る赤外線をイメージした曲です。
今回のBook Appleでは、アコースティックギターで弾いてみました。

|

« May 2015 | トップページ | June Smiles 2015 »

Essay」カテゴリの記事

Tales from Book Apple」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Tales from Book Apple #13 "Invisible #1":

« May 2015 | トップページ | June Smiles 2015 »