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2012年5月 1日 (火)

unexpected meeting

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スイスでの最後の演奏を終えて、4日間のオフ。
まずは友人のギタリスト、マンフレッドを訪ねることにした。
彼と知り合ったのはアメリカで、会うのは16年ぶり。
ベルンから電車を何本か乗り継ぎ、2時間程でドイツとの国境の街コンスタンスに到着。
彼が住むのはドイツ側。
湖畔の美しい街だった。
奥さんと娘さんもとても温かく迎えてくれる。
少し街を案内してもらったあと、何か一緒に演奏しようということに。
16年ぶりにお互いの音楽を確かめあうようでとても楽しく、このあとは翌朝もひたすらセッション。
7才の娘さん、Rahelちゃんがすごくかわいい。
僕にプレゼントだといって、紙の魚(彼女曰く日本の魚)を手作りしてくれたのだけれど、一緒に遊んでいるうちに破けてしまい、シクシク。
キュートすぎる。
翌日はマンフレッドがベルンでコンサートがあるというので、車で送ってもらう。
着いてみると、僕の滞在先から徒歩2分の場所。
またしても怖いくらいの偶然。
というわけでその夜はマンフレッドの演奏を聴きに行く。

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予想に反してその日の演奏は、古いスウィング・スタイル。
ボール・ルームのような場所に、たくさんの人びとが集まって踊っている!
正確には何と呼んでいいのか分からないけど、リンディ・ポップ?
人びとは演奏にそれ程多くの注意を払っているわけではないかもしれないけれど、音楽のあるその空間をものすごく楽しんでいる。
演奏者にとっては複雑な心境なのかもしれないが、これも音楽の本来あるべき姿のひとつなのだなと感じた。

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3日目は、再びあり得ないような偶然の重なりで、20年以上前のバンドメンバーでサックスの三ツ井(兄)がスイスに来ているということを知り、彼の滞在先のローザンヌで落ち合うことに。
その当時、「いつかモントルー・ジャス・フェスティバルに出演しよう!」と、冗談めかして話していたことを思い出し、モントルーへ向かう。
2人でレマン湖畔を歩いていると、なんだか不思議な感覚。
なんだこれ?
ビル・エバンスのあの有名なジャケットのシヨン城を訪れ、ジャケット写真と同じ角度を探す。

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シヨン城内部も見学したが、これも素晴らしく興味深かった。
ただし、その間僕の頭のなかでエンドレス・ループしていたのは、ビル・エバンスではなく、ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターだった。
〜俺たちモントルーへ行った!〜
湖上の煙

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スイスでの最終日はもう一度ベルンの街を歩き回る。
バラ園の高台で美しい旧市街を眺めながらのんびり。
大聖堂では、パイプ・オルガンの演奏をしていて、しばし聴きいる。
神様を信じたくなった。
石の螺旋階段をかなり息を切らしながら登ったが、尖塔の頂上からの眺めは格別。
その後、鐘楼を見学している時に、ちょうど鐘が鳴り出してびっくり!
ものすごい音だったが、感動が身体に染みた。
そして公園のベンチに腰掛けて、今これを書いている。
たくさんの緑のなかで鳥たちが歌い、遠くにはアルプスの白い山々が見える。
スイスには必ずまた来たいと思う。

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明日は4時半の始発で空港へ向かい、レバノンへと飛び立つ。

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