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2012年5月

2012年5月12日 (土)

May 2012

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ヨーロッパ・レバノン ツアーから戻りました。
予期せぬ偶然と出会いに満ちた、本当に素晴らしい旅でした。
道中いろいろなことを感じ、考えました。
そのうちのいくつかは今もまだ結論を出せないでいますが、ひとつ確信を持ったことがあります。
それは、僕は自分の信じるあり方でしか音楽と向き合うことはできないということ。
そして、この世界にただひとりでも理解してくれるひとがいる限り、僕は生きていけるということ。
この経験を無駄にせぬよう、決意を新たにしています。

May 2012

5/12(SAT) 大阪 Mr.Kelly's 06-6342-5821
「Soulbleed」 featuring 清水興(b) 東原力哉(ds)
行本清喜(tp,quena) 古谷光広(sax) 清野拓巳(g) 祖田修(key)

5/13(SUN) 横浜 上町63 045(662)7322
山本昌広 (alto sax) 清野拓巳 (guitar) 田中信正 (piano) 千葉広樹 (acoustic bass)

5/14(MON) 横浜 上町63 045(662)7322
類家心平 (trumpet) 清野拓巳 (guitar) 佐藤浩一 (piano)

5/18(FRI) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
柳原由佳 (piano) 清野拓巳 (guitar) 萬恭隆 (acoustic bass) 松田"GORI"広士 (drums)

5/20(SUN) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
DUOPS
清野拓巳 (guitar) 松田"GORI"広士 (drums)

5/22(TUE) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
Another Freedom Jazz Spirits
荒崎英一郎 (tenor sax) 清野拓巳 (guitar)
佐藤由行 (piano) 中嶋明彦 (acoustic bass) 岡野正典 (drums)

5/24(THU) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
島田篤 (piano) 清野拓巳 (guitar) 萬恭隆 (acoustic bass) 水上"ダンヒル"洋 (drums)

5/25(FRI) 大阪 azul 06-6373-0220
Steve Hanuman (trumpet) Group

5/27(SUN) 名古屋 Jazz inn Lovely 052-951-6085
NEXT ORDER
武藤祐志 (guitar) 清野拓巳 (guitar) 石垣篤友 (electric bass) 松田"GORI"広士 (drums)

5/28(MON) 岐阜 GAJA
NEXT ORDER
武藤祐志 (guitar) 清野拓巳 (guitar) 石垣篤友 (electric bass) 松田"GORI"広士 (drums)
Opening Act
LUKEY FELLOWS
大野雅央 (guitar) 矢野宏直 (guitar) 高橋朝道 (saxophone)

5/31(THU) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
亀田邦宏 (piano) 清野拓巳 (guitar)

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2012年5月 7日 (月)

Beirut

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レバノン、ベイルートでの6日間は、決して忘れることの出来ない経験となった。
車のクラクションがあらゆる方向から鳴り響き、人びとは陽気でどんどん話しかけてくる。
うかうかしていると吹き飛ばされてしまいそうな、途轍もないエネルギーの渦巻く街だった。
僕が過去に訪れたことのある、どんな国とも違っていた。
そう、「違っていた」。
もちろん、ひとりひとりと接すれば、個性の違いはあっても、人間としては何の変わりもない。
これはやはり場所の持つ力なのではないかと思う。
良くも悪くも、すべてが混然と共生するカオスから生み出されるエネルギーが街を駆動し、僕は立ち止まることを許されない。
ある種の芸術にとって理想的な条件が、この街には存在する。

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当初予定されていたコンサートは、少し残念な経緯でキャンセルとなってしまった。
その後に起こった怒涛の出来事については、今あえて触れないことにしようと思う。
いくつかの悲しい出来事と、またとないような素晴らしい経験をしたことは間違いない。

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とにかく、ベイルートでの時間をしっかりと消化するには、まだ少し時間が必要。
力になってくれた本当にたくさんの人たち、とりわけRaedさんとPaedさんに心からの感謝を。

日本への乗り継ぎ便を待つ、イスタンブール空港にて。

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追記
レバノンにて、念願のウードを手に入れた。
これも、現地のウード奏者オマーさんの助けがなければ、これほどときめくような出会いをすることは出来なかったと思う。
ありがとう!

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2012年5月 1日 (火)

unexpected meeting

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スイスでの最後の演奏を終えて、4日間のオフ。
まずは友人のギタリスト、マンフレッドを訪ねることにした。
彼と知り合ったのはアメリカで、会うのは16年ぶり。
ベルンから電車を何本か乗り継ぎ、2時間程でドイツとの国境の街コンスタンスに到着。
彼が住むのはドイツ側。
湖畔の美しい街だった。
奥さんと娘さんもとても温かく迎えてくれる。
少し街を案内してもらったあと、何か一緒に演奏しようということに。
16年ぶりにお互いの音楽を確かめあうようでとても楽しく、このあとは翌朝もひたすらセッション。
7才の娘さん、Rahelちゃんがすごくかわいい。
僕にプレゼントだといって、紙の魚(彼女曰く日本の魚)を手作りしてくれたのだけれど、一緒に遊んでいるうちに破けてしまい、シクシク。
キュートすぎる。
翌日はマンフレッドがベルンでコンサートがあるというので、車で送ってもらう。
着いてみると、僕の滞在先から徒歩2分の場所。
またしても怖いくらいの偶然。
というわけでその夜はマンフレッドの演奏を聴きに行く。

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予想に反してその日の演奏は、古いスウィング・スタイル。
ボール・ルームのような場所に、たくさんの人びとが集まって踊っている!
正確には何と呼んでいいのか分からないけど、リンディ・ポップ?
人びとは演奏にそれ程多くの注意を払っているわけではないかもしれないけれど、音楽のあるその空間をものすごく楽しんでいる。
演奏者にとっては複雑な心境なのかもしれないが、これも音楽の本来あるべき姿のひとつなのだなと感じた。

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3日目は、再びあり得ないような偶然の重なりで、20年以上前のバンドメンバーでサックスの三ツ井(兄)がスイスに来ているということを知り、彼の滞在先のローザンヌで落ち合うことに。
その当時、「いつかモントルー・ジャス・フェスティバルに出演しよう!」と、冗談めかして話していたことを思い出し、モントルーへ向かう。
2人でレマン湖畔を歩いていると、なんだか不思議な感覚。
なんだこれ?
ビル・エバンスのあの有名なジャケットのシヨン城を訪れ、ジャケット写真と同じ角度を探す。

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シヨン城内部も見学したが、これも素晴らしく興味深かった。
ただし、その間僕の頭のなかでエンドレス・ループしていたのは、ビル・エバンスではなく、ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターだった。
〜俺たちモントルーへ行った!〜
湖上の煙

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スイスでの最終日はもう一度ベルンの街を歩き回る。
バラ園の高台で美しい旧市街を眺めながらのんびり。
大聖堂では、パイプ・オルガンの演奏をしていて、しばし聴きいる。
神様を信じたくなった。
石の螺旋階段をかなり息を切らしながら登ったが、尖塔の頂上からの眺めは格別。
その後、鐘楼を見学している時に、ちょうど鐘が鳴り出してびっくり!
ものすごい音だったが、感動が身体に染みた。
そして公園のベンチに腰掛けて、今これを書いている。
たくさんの緑のなかで鳥たちが歌い、遠くにはアルプスの白い山々が見える。
スイスには必ずまた来たいと思う。

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明日は4時半の始発で空港へ向かい、レバノンへと飛び立つ。

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