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2010年5月14日 (金)

PORTA CHIUSA at RAG, Kyoto

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”PORTA CHIUSA”
イタリア語で「閉じられた扉」という意味だそうです。
ヨーロッパに今も残る移民問題、人種や民族による差別が存在する不平等な社会への問題意識を核に、音楽家、画家、映像作家、文筆家など分野を超えたアーティストたちが賛同して立ち上げたプロジェクトです。
今回は3本のクラリネットのための音楽を作曲したPaed Conca氏が、Hans Koch、Michael Thieke両氏とのトリオで京都RAGに登場します。

イタリアで行われた初演イベントでは、彼らの演奏と共に、あるひとりの画家が大きな一枚ガラスの扉を目隠しをされた状態で黒く塗りつぶすというパフォーマンスが試みられました。当然の結果として、ガラスには塗り残しがあり、向こう側が透けて見えます。このことによって、いくら政府が国境や制度によって誰かを閉め出そうとしても、完全に扉を閉め切ることは出来ないということを表現しています。また、見通しの悪い社会そのものをも暗示しているのかも知れません。
このパフォーマンスは美しい映像として記録されており、京都ではこのフィルムと共にクラリネット・トリオが演奏する予定です。
こうしたメッセージ性はさておいたとしても、微分音程を駆使し、循環呼吸などの特殊奏法を含むこの静かな音楽は、ひとつの作品として圧倒的なものです。
近年僕が体感した中でも最良のもののひとつだと言えます。
日本では滅多に聴くことの出来ないこんな音楽は、好き嫌いではなく、聴いておくべきものだと言ってもよいのではないでしょうか。

京都RAGでは、彼らと共にNEXT ORDERが出演します。
最後になにかコラボレーション出来ればと考えています。
予測不能なこんな機会を逃す手はありません。
ひとりでも多くの方々に体験していただきたいと願っています。
ぜひともお越しください!

5/19(wed) 京都 RAG  075-241-0446
開場:18:00 / 開演:19:30
■ 前売(一般)2,300円 ■ 当日(一般)2,800円 ■ 前売(学生)1,800円

PORTA CHIUSA
Hans Koch (clarinet)
Michael Thieke (clarinet)
Paed Conca (clarinet)

NEXT ORDER
武藤祐志 (guitar) 清野拓巳 (guitar)
石垣篤友 (electric bass) 松田"GORI"広士 (drums)

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コメント

清野さん!昨日は本当に行って良かったです!ありがとうございました♪ マイケルの愛はユミ子さんの時と同様、金の粉と成って世界中の真摯なアーティストに散らばって分け与えられ共鳴し合っている!!!何だこの幸福感!?きっと私にも分けてもらえているに違いない♪わ~い!目指すぞ!世界平和!

投稿: みんる | 2010年5月20日 (木) 11時31分

お疲れ様でした。かなりコントラストの激しいステージになったのではないかと。でも何かを伝えたいという音楽の接点があるから楽しかったです。

投稿: ムト | 2010年5月21日 (金) 16時57分

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