« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

2008年11月30日 (日)

Common Solo #2

今日のライブはかなり良かった。
もちろんそれは僕の主観的な感想ではあるけれど、
これほど素直に良かったと思えることはそんなに多くはない。
僕にとって良かったと思える演奏とは、
音楽的な完成度というよりはむしろ、
演奏中の感情や意識の流れの自然さに尽きる。
作為的な感情操作や不純な意識の淀みがないこと。
その点で、今日の演奏、特に第一部では、
集まってくれたお客さんたちの存在を感じながら、
コモンカフェという空間に響く音と、流れ出る意識とが、完全にシンクロしていた。
生まれ出た瞬間に消えゆく音楽本来の意味をより深く認識できた気がしている。

音楽を未来や過去に縛り付けてはいけない。
それはあくまで現在形。
そして今という瞬間は、限りなく存在し得ない"点"なのだ。
時間の美しい本質。

本来音楽は、演奏者と観客が同じ空間に居合わせなければ成立しないものだったはず。
しかし現代では、本当の意味でのライブ空間は奇跡的なものとなりつつある。
僕は音楽、ことにインプロヴィゼーションにおいては、
演奏者とオーディエンス、そして空間の果たす役割は同等だと信じている。
今日はそのことを深く実感させてもらえた。
二度目のアンコールに応えながら、その思いは確信へと変わる。

今日過ごした時間は、とても大きな意味を持つだろう。
もっとずっと前に進めることが分かった。

ありがとう。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月28日 (金)

SOLO at Common Cafe

前回好評だった大阪コモンカフェでのソロ・ライブの第2回目が明日に迫っています。
ソロライブは僕にとって特別な意味を持ちます。
それは自分自身の心を縛る糸を解きほぐしていく作業なのかもしれません。
きつく固まってしまった結び目も。
毎回が挑戦です。

11/29(sat) 大阪中崎町 CommonCafe 06-6371-1800
清野拓巳 (acoustic & electric guitars) SOLO

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月26日 (水)

Fellowship

和歌山Jalan Jalanにて、ライブ・レコーディング。
素晴らしい2日間だった。
エンジニアを務めてくれたボスコ・ミュージックの森崇くんとは、
共にPriorityとしてのアルバムを制作、活動して以来の再会。
彼のサウンド・センスへの信頼感は、僕にとって大きな精神的支柱となった。
橋爪さん、浜村さん、萬くん、そしてもちろん青柳夫妻を含めたこの日のメンバー。
日々それぞれのフィールドで自己探求する旧友が古巣へと戻ったような、
不思議な安心感のようなものを感じたのは僕だけだろうか。
少し青い言い方をすれば、仲間意識のようなものなのかもしれない。
今回のレコーディングという共同作業が残すことになる結果そのものよりも、
(もちろん、それもとても楽しみにしているし、きっといいものができると信じている)
共に過ごしたこの時間こそが、これからの僕にとって大きな意味をもつ気がしている。
ありがとう。

そして、BIG APPLE, Jalan Jalanでのライブへ来てくださった、
素晴らしいお客さんのひとりひとりに深く感謝します。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月20日 (木)

Wise selection

今週も楽しみなライブが続きます。

まずは、東京からサックス奏者、橋爪亮督さんを迎えたスペシャル・ユニット。
橋爪さんは今年最新リーダー作”AS WE BREATHE”を発表し、
その美しい音楽世界とプレイで多くの人を魅了し続ける、素晴らしいアーティストです。
彼ほど自身の音にこだわりを持ち、洗練された感性でそれを実践するミュージシャンはそうそういるものではありません。
15年ほど前にアメリカで出会って以来の、良き友人でもあります。
今回は、卓抜したコンポーザーでもあり、世界を舞台に活躍するピアニスト浜村昌子さん、
信頼のベーシスト萬泰隆さんと共に、互いのオリジナルを持ち寄ってのライブになります。
それぞれに独自の世界を持つメンバー。
見逃せないライブになりそうです。

11/21(fri) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
11/23(sun) 和歌山 Jalan Jalan  0736-61-6681
橋爪亮督 (tenor sax) 清野拓巳 (guitar)
浜村昌子 (piano) 萬泰隆 (acoustic bass)


僕のメインユニットのDROPS TRIOが、JAZZ ON TOP ActⅢ店に登場します。
このバンドでしか見ることのできない景色があります。
それでいて、毎回思いもしなかった場所へとたどり着きます。
不思議。
大阪でのDROPSは久しぶりです。
ぜひぜひ応援しに来てください!

11/24(mon) 大阪 Jazz on Top ActⅢ店 06-6311-0147
DROPS TRIO
清野拓巳 (guitar) 三原脩(acoustic bass) 松田"GORI"広士 (drums)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月18日 (火)

at last

遂に迎えたBIG APPLE 5days最終日。
再び島田篤さんとのデュオ。
島田さんとの演奏は、いつも不思議な感覚に包まれる。
音楽的にはもちろんだが、言い得ぬ人間性の交錯があるのだ。
演奏中もむしろそのことに気持ちが向かっている。
人が音楽を生み出す。のか?
当たり前のようで、未だ僕には答えが見えない。
誰と演奏してもこんな風に感じるわけではない。
いいわるいとは全く別次元の話。
このデュオは面白い。

五日間連続の同じ場所でのライブを終えてみて、思いがけない発見がたくさんあった。
精神的には少々オーバーヒート気味。
しかし充実感は大きい。
来てくださったひとりひとりのみなさん、本当にありがとうございました。
なかには全公演制覇の強者もいました(仕事を休んでまで)。
僕は幸せ者です。
BIG APPLE最高!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年11月17日 (月)

SOLO - Untied Strings

BIG APPLEでのソロ・ライブを始めたのは確か97年頃。
当初はスタイルと呼べるものもなく、ただ身体から絞り出すように音を出していた。
今だって基本的なスタンスは変わらないのかもしれないが。
ソロの演奏を続けることは、僕にとって特別な意味をもつ。
特にインプロヴィゼーションにおいては、自分自身の核が進化しないことには前進は望めない。
マンネリズムに対しても敏感にならざるをえない。
本質的な部分での不確定要素をあてにすることのできないシビアな環境。
当然ながらメンタリティのありかたが大きく音楽を左右する。
常にギリギリのところで立つ舞台。
だからこそ僕はソロを続けたい。
ほんの少しずつでも前に進むために。

しかし、ソロをこうして続けてこられたのは、
受け入れてくれる場所があることと、聴きに来てくれるひとたちがいたからこそ。
僕の大切な同志。
感謝という言葉だけでは、とても言い表せない。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月16日 (日)

DROPS TRIO - Lasting Promise

個性的で暖かなお客さんたちに包まれて、今日はとてもいいライブだった。
ビックアップルには一人でやってくるお客さんが多い。
そしてその一人一人が、しっかりとした自分の色を持っている。
大勢の中の一人なんて人はいない。
まるで映画のワンシーンを見ているように、不可欠な登場人物としてこの空間に居場所を見つけている。
素敵すぎる。
そんな彼らが演奏を左右しないはずがない。

ビックアップル10周年記念ライブで誕生したDROPS。
それから9年。
あっという間だった。
このメンバーで出す音は、僕にとってやはり特別なもの。
みぞおちの12センチくらい奥の方をキュッと刺激される感じ。
メンバーもお客さんたちもみんな大好きです。
ありがとう。

"Lasting Promise"という曲を演奏しようと決めていた。
19年前もGORIさんとはバンドをしていたのだけれど、その頃に作った曲。
トリオでこの曲をレコーディングした翌日、一緒にやっていたベーシストが死んでしまった。
それは僕等にとって消化しきれない出来事だったのだけれど、
彼はいまも僕が前進するためのエネルギーを与え続けてくれている。
はっちゃん。
彼のご両親が今日のライブに来てくれた。
あまりに思いがけない偶然に、少し心が揺れすぎたかもしれない。
いい演奏ができていると信じたい。

これからも約束は続く。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月15日 (土)

Tak-Yoro-Jin Trio

2日目は萬くん、臣さんとのトリオ。
今回で3回目のライブだけど、この3人で見ることのできる景色がかなり焦点を結びつつある。
インプロヴィゼーションを主体とした、メンバー個々の人間性が前面に押し出されるサウンド。
次回のライブはきっと更にいいものになりそうな気がする。

19周年ということで、ビックアップルができた頃に作った曲を久しぶりに演奏してみた。
言葉にできない想いがよぎる。

聴きに来てくれた人たち。
本当にありがとう。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月14日 (金)

Outer Sonic / 儚く美しく先鋭的に

5Days初日にふさわしく、儚く美しい夜だった。
島田さんの歌う音楽は、その歌声や比類なく屈折した言葉たちもあって、
聴いていると知らない間にぐいぐいと、島田ワールドの渦へ巻き込まれてしまう。
斜に構えながらも、隠しきれない純粋さが溢れ出る。
一筋縄ではいかないこのバランス感が、僕は単純に好きだ。
音楽が終わった瞬間に、またやりたいと思った。

今日のライブはレコーディングされている。
どういう展開になるのかはまだ分からないけど。

緊張感の途切れない一夜でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月13日 (木)

BIG APPLE 5Days

本日11/13から、いよいよBIG APPLE19周年を記念した清野5Days!
どのライブも非常におすすめです。
ぜひとも遊びに来てください!!

11/13(thu) Outer Sonic / 儚く美しく先鋭的に
 島田篤 (piano, vocal) 清野拓巳 (guitar) 柴田奈穂 (violin)
 田村賢一 (cello) 木内健弘 (acoustic bass) 橋本達哉 (drums)
 初日は、ピアニスト島田篤さんがオリジナル曲を歌う特別企画。
 島田さんらしい独自の世界観をもつ楽曲とアレンジ、そして歌声は必聴です。
 個性派揃いのミュージシャンたちがバックを務めます。(務まるのか?)

11/14(fri) NEW TRIO
 清野拓巳 (guitar) 萬恭隆 (acoustic bass) 光田臣 (drums)
 ピュアな感性とサウンドを支える素晴らしい技術を併せ持つベーシスト萬恭隆。
 その人間的個性とエネルギーが、音に滲み出すドラマー光田臣さん。
 この二人との演奏は、いつも予想をはるかに超えた、いい瞬間を生みます。

11/15(sat) DROPS TRIO
 清野拓巳 (guitar) 三原脩(acoustic bass) 松田"GORI"広士 (drums)
 BIG APPLE 10周年ライブで誕生したグループ。
 僕の思い入れの強いメンバーです。
 このトリオでしか出せない景色が確かに存在します。
 恒例のアニバーサリー曲も発表する予定。

11/16(sun) Untied Strings
 清野拓巳 (acoustic & electric guitars) SOLO
 ライフワークとして挑戦し続けるソロ・ライブ。
 すべて出し切ります。

11/17(mon) 清野拓巳 (guitar) 島田篤 (piano) DUO
 お互いのオリジナルとインプロヴィゼーションが境界線なく交じり合うデュオ。
 危険な香り。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月12日 (水)

TRIO - Candy

今日は京都Candyにて、トリオでの演奏でした。
とてもいいお客さんたちに集まってもらえて、
集中力の高い演奏ができた気がしています。
萬くん、GORIさんありがとう。
たとえ少数であっても、深く受け止めてくれる人たちがいることはとても幸せなことです。
期待を裏切ることのないように、さらに邁進します。
まだまだやりたいことは尽きません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月10日 (月)

NEXT ORDER - AFRICA

昨日は神戸ビックアップル19周年記念ライブ第一弾として、NEXT ORDERのライブでした。
特別企画として、ダンサー・Hitomiさん、パーカッションに白井さんをゲストに迎え、
僕以外のメンバーがアフリカの曲を絶叫するというステージをお届けしました。
かなりいい感じだったのではないかと思っています。
楽しかった。

今週木曜日からは、いよいよビックアップル5Daysが始まります。

その前に明日は京都Candyにて、トリオでのライブ。
信頼するメンバーとの演奏はいつも刺激的です。
ぜひ!!

11/11(tue) 京都 Candy  075-531-2148
清野拓巳 (guitar) 萬恭隆 (acoustic bass) 松田"GORI"広士 (drums)


今日、長年気になっていた奥歯(親知らず)を抜きました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »