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2008年2月

2008年2月29日 (金)

音楽

十年ぶりぐらいに「音楽」という本を読んだ。
武満徹と小澤征爾の対談集。
この本に出会ったのは確か中学生の頃。
武満徹のノーベンバー・ステップスという曲に、恐怖に似た衝撃を受けて手にしたのだと思う。
この本は、当時僕の抱いていたミュージシャン像を、よい意味で見事に覆してくれた。
とりわけ武満氏の言葉に深い共感と安堵の気持ちを感じた。
武満徹は僕に似ているなと思ったことを覚えている。
今思えば不遜の極みである。
しかし、以来武満徹の音楽や言葉は、折々において僕に勇気を与え、ぶれてしまった軌道を修正してくれている。

音楽家という職業は、世の中にそんなに必要でない、いや、なくても生きていける仕事をして生きていく人なんだからね。
だけど、われわれ音楽家にとっては音楽がなきゃ生きていかれない ー 武満徹

生前の武満さんに一度だけお会いしたことがある。
コンサート後のロビーで声をかけた一ファンに過ぎないのだけれど。
それでも、他のどんなミュージシャンを目の前にした時よりも緊張した。
心の師匠なのだから。

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2008年2月26日 (火)

Nouer

Img_1883
この世でもっとも強い生き物が、鵺(ぬえ)ということらしい。
顔はサル、胴体はタヌキ、手足はトラ、しっぽがヘビだという。
もともとは人間だったという話もある。
ひとの理解を超えた存在。

沖縄出身の二人と、大阪の二人が出会い、得体の知れない音楽を目指します。

2/26(tue) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
Nouer
清野拓巳 (guitar) 津嘉山梢 (piano keyboard)
大嶺泰史(electric bass) 松田"GORI"広士 (drums)
Kuniyoshi_taiba_the_end

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2008年2月22日 (金)

sprout-この星にたどりつくまで-

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今週末、二日間にわたって少し風変わりなステージがあります。
独自の世界を展開するピアニスト西島芳。
彼女が出産を経て、その音楽的ベクトルが少なからず変化したことを感じるのは、僕だけではないだろうと思います。
それはもちろん、言葉では上手く言い表すことのできない変化です。
ある種の暖かさに満ちた音。
言葉を重ねると、やはり陳腐になってしまいそうです。
体験するしかないでしょう。

以下に西島さんからの紹介文を転記します。

寒さが本格的になってきました。お元気ですか?
来る2/23(土).24(日) 神戸にて行う,ダンスとのコラボレーション・ライブについてご案内いたします。
「sprout-この星にたどりつくまで-」は,私が子供をお腹に抱えていた間に感じた様々なイメージをもとに書いた連作曲を,7つのテーマに分け,音と身体で表していく作品です。音・身体いずれも即興的な要素を多く含んでいます。
小さな命がこの星にむかって長い旅をしていると思われるころ,私はいくつかの心身の変化を感じていました。それは,なぜか私を孤独あるいは不安にさせたり,かと思えば親しみ深くクスっと笑わせたり,時にそこはかとない安らぎを与えたりしました。そして何よりも巨大なエネルギーをもって私にぶち当たり,それに匹敵するひたすら強い祈りのようなものが生まれました。
こうした感覚は,子供が生まれたあとも,私の中で強く意識されるようになったのですが,今となっては,これまで私が気づかなかっただけで,常に私たちを取り巻いている美しい世界そのものだと思うのです。

踊り手の宮原さんは,私の曲の一部‘とアイディアを聞くとすぐに,ゆっくりと変化する神秘的な曲線(2児の母とは思えない体で!)に置き換えてくれました。
ギターの清野さんは,常にスピリチュアルな音世界をもっていて,今回も私の原曲を,豊かにふくらませてくれるに違いありません。

寒い折ですが,皆様のお越しを心よりお待ちしています。
お問い合わせなどはお気軽にどうぞ。

http://kaoling.cocolog-nifty.com

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2008年2月16日 (土)

DROPS TRIO

オリジナル・メンバーであるピアニスト、村上ユミ子さんを失ってからもう8年近くが経つ。
ユミ子さんと出会ったことの意味は今も薄れることはない。
以来活動を続けているこのトリオへの僕の思い入れは、もしかすると強すぎるのかも知れない。
自分ではどうすることもできないのだけれど。
このことが良い方向へ向かっているのかどうかは、聴いてくれる人たちの判断に任せるしかないのだろう。
ただ、やはり僕にとっては、このトリオは常に最高であり続けなければならない。

明日2/17(日)に神戸BIG APPLEにてDROPS TRIOのライブがあります。

2/17(sun) 神戸 BIG APPLE  078-251-7049
DROPS TRIO
清野拓巳 (guitar) 三原脩(acoustic bass) 松田"GORI"広士 (drums)
Ba01_2


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2008年2月 9日 (土)

Flakes

Flakes
大阪でこんなに大雪が降ったのは、中学生の冬以来かも知れない。
街が浄化されていくようで、空気が心地好い。
記憶がよみがえる。

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2008年2月 2日 (土)

かみむら泰一関西ツアー

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今日は泰一さん関西ツアーの僕にとって初日。
和歌山ジャラン・ジャランでの演奏は、いつもに増して濃厚で緊張感に満ちたライブだった。
泰一さんの圧倒的なパーソナリティーが音に滲み出してくる。
今日が誕生日だった萬くんも熱く素晴らしいプレイを聴かせ、浜村サウンドが冴え渡る。
ジャランという場所と演奏が親密に寄り添う夜だった。
明日ビックアップルでの泰一さんとのデュオが楽しみ。
ぜひ聴きに来てください!

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